光の位置を意識してカメラを向ける
自然に恵まれた景色を撮影するときには、できるだけ広くカメラの中に入れたくなるものでしょう。
ですがただ無造作にカメラを向けるのではなく、今どこに太陽があるかということを考えることで、色の映り方が大きく変わってきます。
コツとしては太陽がきちんと雲から出て、海と逆向きにあると海の青さをきれいに写すことができます。
海岸線の景色を撮る時には、太陽を背中側にするようにしてポイントを探してみてください。
また、水平線ができるだけまっすぐの角度になるようにすると、きれいに景色を再現できるでしょう。
太陽のない夜景を撮影する場合には十分な光がありませんが、カメラの設定で「ホワイトバランス」を「晴天」のモードにすると、光が修正されずにそのまま写り込むので雰囲気のある風景になります。
ただ、「ホワイトバランス」がオート状態になっていると、赤みのある光はカットされて白っぽい映りになってしまいます。
歴史名所など黄色~オレンジのライトアップがされている時には十分に注意が必要です。
接写モードを上手に使って迫力のある構図を作る
個人のInstagramの定番と言えば、料理写真です。
ですが意外に料理写真をおいしそうに撮るのは難しく、光のあて方や構図を工夫しないとピントがボケたりおいしくなさそうな色合いになってしまいます。
コツとしては、お皿を窓際など光のあるところにおいて、逆光気味の角度で撮るようにするということです。
自宅内など十分に設備があるなら、小型のレフ板を使って光が料理に当たるようにすると、光沢感が出ておいしそうな雰囲気を演出できるでしょう。
近くのものを写す時には「接写」モードを上手に使ってみてください。
接写モードにするとピントが近い場所で合わせられるので、撮影をしてみたら背景の方にピントがあっていたというようなミスがなくなります。
接写は、上手に使うと旅の記念写真にも応用できます。
落ち葉や絵葉書など、思い切って近い構図で撮影をするとぐっと迫力のある写真になるでしょう。
人を小さく入れるとプロっぽい仕上がりになります
旅行の写真を撮る時には、どうしても撮影する「人」を中心にしたくなるものです。
しかし、人を真ん中に置くだけの構図では、平凡な写真ばかりになってしまいます。
例えばベンチなどに座って休んでいる時などは、人を真ん中に置くのではなく、ベンチと一緒に周辺の背景も広く写すようにすると、プロっぽい写真にすることができます。
また、笑顔やピースなどいかにもカメラを意識した人を撮影するのでは面白くありません。
何気ない様子をこっそり取ってみたり、景色などを見ている横顔を撮影するようにすると、臨場感が出て旅の一コマという雰囲気の写真にできるでしょう。
シルエットや手先、足先だけといった構図にしてみても、おもしろい写真が撮れます。