石川県のおすすめのご当地グルメとその特徴
海の幸と山の幸の両方に恵まれた石川県には、たくさんのご当地グルメが存在します。
その中でも石川県といえばこれというのが、以下の4つです。
1つ目は能登丼で、能登丼とは奥能登の輪島市と珠洲市の2つの市と、能登町と穴水町という2つの町の加盟店が提供している新しいご当地グルメです。
能登丼には奥能登で採れたお米やきれいな水、そして魚介や野菜などの新鮮な食材を使用し、器や箸に至るまでを能登産にするという特徴的な定義が決められています。
奥能登の食材を使用していれば、肉系でも海鮮系でも能登丼となることができるため、お店によって出てくる内容が異なるというのも面白いポイントです。
2つ目は治部煮です。
治部煮とは、小麦粉をまぶした鶏肉や野菜と、その時々の季節の野菜を特産のすだれ麩と煮た、とろみのある煮物料理のことです。
江戸時代の初期から人々に親しまれていたとされており、名前の由来は諸説あります。
治部煮で使用される野菜はネギやにんじん、ほうれん草やせりなどです。
特産のすだれ麩は金沢以外での入手が困難とされているため、その他の食材を使用してアレンジしているという特徴があります。
3つ目はハントンライスです。
金沢を代表するご当地グルメで、かつて金沢に存在していたジャーマンベーカリーというお店で考案されました。
ケチャップオムライスに白身魚のフライなどとタルタルソースをトッピングした食べ物で、見た目のインパクトも大きい一品です。
リーズナブルかつボリューミーなハントンライスは、わざわざこれだけを食べに来る観光客もいるほどの人気ぶりです。
そして4つ目は金沢おでんです。
石川県は、おでん屋さんの数がとても多い地域として知られています。
なかでも金沢おでんは、通常の具とは一味違うユニークな具材が入っていることで有名で、地元の方や観光客に絶大な人気を誇っています。
香箱蟹を使用したかに面や赤巻き、そしてバイ貝は金沢おでんならではの具材として有名です。
お酒とともにゆっくりおでんを楽しんだ後は、締めとしておでんのつゆを使用して炊いた茶飯を食べるのがおすすめです。
石川県のご当地グルメの美味しさと人気の理由
石川県は海に面した県なので、新鮮な魚介類を味わうことできます。
そのため、それらの素材の旨味をそのまま楽しめるシンプルな海鮮丼もとってもおすすめです。
しかし、今回紹介したご当地グルメのように、一風変わった料理として楽しむことができるのも石川県のご当地グルメの人気の秘訣なのです。
せっかく石川県に来たのだから石川県で採れた食材を楽しみたいという方は、能登丼がおすすめです。
お店によって丼の中身が違うので、外したくないという方はきちんとメニューを調べてから行くことをおすすめします