長野県のおすすめのご当地グルメの特徴
自然豊かな長野県には、長野県ならではのおいしいご当地グルメがたくさんあります。
その中でも長野県に来たら是非とも食して欲しいグルメの1つ目が、信州そばです。
信州そばとは長野県で作られているそばの総称で、その中でも戸隠のそばや開田のそばなどが特に有名です。
周囲を山に囲まれているため農地の確保が難しい長野では、冷涼な気候も相まって小麦や米の栽培が難しい地域です。
反対に、そばは寒暖差が激しい高冷地での栽培が適しているため、長野は正にそばの栽培にはうってつけの地域というわけです。
信州そばの種類は数10種と多く、県内の各地に沢山のそば屋さんが点在しています。
なぜそんなにたくさんの種類があるのかというと、そばはそば粉の種類やつなぎの種類、そしてそば粉の挽き方や打ち方などによっても違いが出ますし、食べ方や時期によっても名称が変わるという特徴があるからです。
2つ目は親機で、親機とは野菜を小麦粉で作られた皮で包んだおまんじゅうのような食べ物のことです。
おまんじゅうと中華まんを足して2で割ったようなもので、弾力のあるもちもちとした皮と、ほっかほかで旨味がたっぷり詰まった餡を楽しむことができます。
おやきは長野県を代表する郷土料理で、餡に使用される具材はたくさんあります。
オーソドックスな皮は前述の通り小麦粉で作られますが、そば粉を使用していたり、米粉を使用していたりと、皮のバリエーションも豊富なのも魅力的です。
3つ目は馬肉で、馬肉といえば熊本県というイメージがありますが、実は長野県にも馬肉文化が古くから根付いています。
その歴史は明治15年頃に遡り、輸送や農耕馬として飼育されていた馬を廃馬処分する際に食したのが始まりとされています。
長野県の中でも飯田や伊那という地域では、肉といえば馬肉と言うほど親しまれています。
そして4つ目は山賊焼きです。
塩尻市や松本市など中信エリアのご当地グルメとして大人気の山賊焼きは、鳥の胸やもも肉の1枚肉を、醤油とたっぷりのにんにくで作られたタレに漬け込んで、粉をまぶして揚げた大きな唐揚げのような食べ物です。
塩尻市の山賊というお店で生まれたメニューなので山賊焼きと名付けられたそうです。
ご当地グルメの美味しさと人気の理由
今回ご紹介したご当地グルメの中でも、一押しなのが「おやき」です。
おやきは販売しているお店によって具材が異なるほか、調理方法も炭焼き、焼き蒸し、揚げ焼きなどそれぞれ違います。
このように味や食感の違いがたくさん楽しめるというのが人気の秘訣です。
販売店によってこだわりが違うので、おやきの食べ比べを行うと、より一層長野のご当地グルメを楽しむことができるでしょう。
おすすめの具材は野沢菜ですが、変わり種として小豆も美味しいので是非食べてみてください。